OTA blog

ゆるめの研修日誌

書き溜めていた短期語学留学記③

おそらくこれが短期留学に関しては最後の投稿になるかと
今回は…
 
「結局英語の短期留学ってした方がいいの!?」
 
について考えてみようと思います
 
まず結局留学してみて肝心の英語はどうなったのかというと…
気づいたこと④「英語力はそんなに伸びない!!」Σ(゚Д゚)ゲッ!?
留学の前後でTOEICとかTOEFLの結果を比較したわけでもないから単純な直感です
やはり語学留学をする最大の目的って「喋れるようになる」ことだと思うからそこに的を絞った話をすると
「3週間程の超!!短期留学では会話力において目に見えるほどの成果は出ない。」というのが自分の結論です
この結論に至った理由として、まず留学前の自分の会話力はというと…
 
旅行に必要なコミュニケーションはとることができる(レストランでの注文や空港など交通機関の利用)
簡単な日常会話なら可能だが(本当にごく単純な会話)
アメリカ人の通常の会話スピードだと聞き取りが困難(旅行行った時に絶望した…笑)
 
といった感じ
これが留学を終わる頃になってどうなったかというと
 
基本的な能力は変わっていない気がする…?
通常の会話も少しは聞き取りが上達したかな…?
英語のニュースとかは聞き取れるのもあるけど何言ってるのかさっぱり分からないということもしばしば
 
と言った感じで甘い目で見ても「会話力が上がった!!」と言うと嘘になると思います
けれども留学したからこそ出来たこともあるし(詳細は⑤)、英語を勉強する上で意識したいポイントは掴んだ気がする(⑥を参照)
 
 
気づいたこと⑤「勿論お金はかかる」
ただで外国に行って英語の勉強ができるなら誰だって行ってみたいと思います
短期留学と言えど航空券、授業料、宿泊費、生活費、娯楽費となかなかのお金がかかります
 
自分も一度はこの言葉が浮かびました
「費用対効果」
これだけのお金を出して一体自分の英語力がどれだけ伸びるのだろうか…と
 
ただ、何をもって「効果」と捉えるかは人それぞれだと思います
仕事のキャリアアップのため、英語に関連する資格取得のため、学生時代の思い出づくり…など留学の目的は様々だから
 
自分の場合、超!!短期留学を決意した理由は
1つ目は「(ひょっとすると人生最後の)長期休暇だからこそできることをしたい!」
2つ目は「せっかく英語の勉強をしたんだから実際に使ってみたい!」
聞いてみれば案外ざっくりとした理由からでした
言い換えれば、長期休暇での自分の活動に大金を投資した形になります
 
投資は成功だったのか、失敗だったのか?
少なくとも今のところは自分には分かりません
「行って良かった!」とは自信を持って言えるけど
「お金を出した甲斐があった!」かどうかは分かりません
いつかこの経験をして良かったなと思い出す日が来れば成功だったと言えるかもしれません
 
しかしながら海外に来たからこそ経験できたことがいくつかあります
1つは世界の時事問題に関して他の国の同年代の人間と直に議論できたこと
授業中の題材としてアメリカの大統領選挙、世界各国でのテロ事件や移民問題が話題に挙がりました
そういった問題に対して他の国の若者がどの程度理解しているのか、
どういう考えを持っているのかを知ることが出来たのは自分にとって本当に良い刺激でした
2つ目は全く新しい環境で「友達作り」が出来たこと
英語力を上げるというのはあまり目に見える形として結果が出にくいし時間がかかるけど
全く新しい環境で新しい友だちを作るために英語でコミュニケーションをとることは
自分の英語のコミュニケーション力の向上に直結するなと普段積極的に友達作りをすることが得意でない(-_-;)自分でも確信しました
 
このような経験は鳥取のような普段外国人と接することの殆ど無い環境にいる自分にとっては貴重なことだと思う
 
ただ、留学が最高の英語学習法の選択肢だとは自分でも思っていない
最近ではオンラインの英会話サービスも充実して様々な選択肢の中から自分に合ったものを選ぶことが出来ます
しかも日本全国どこからでもインターネットさえあれば授業を受けることが出来ます
会話力を維持・向上させるという点においてはオンライン英会話サービスは非常に有効だと思います
他にも色々な選択肢の中から「日本にいても」英語の勉強はいくらでも出来ます
 
 
気づいたこと⑥「英語の勉強はちゃんとしといたほうがいい」
ここでも超!!短期留学に焦点を絞った話をします
自分の場合3週間の留学だったけど3週間なんてあっという間です
実際に授業を受けるのは週5日で授業も午前中だけ
気づいたら授業が終わって日本に帰る準備をしないといけないといった状況でした
 
そんな短期間だと全く英語が使えない状況で留学を始めても
「なんとなく先生の言ってることが分かるようになってきた…ような…気がする。」
こんな事を言って留学を終えてしまうのが現実だと思います
 
時間があって長期の留学をする人は気長にレベルアップしていくのもいいとは思うけど
短期間である程度の成果を収めたいと意気込んでいる人は可能な限りの準備(勉強)をしておく必要があると思います
 
以下に自分が留学してみて大事だなと思ったポイントを挙げます(あくまで筆者は英語の専門家でもなんでもありません。完全にアマチュアの意見です。)
 
「単語を聞き取れる、意味が分かる、使える」
結局知っている単語の数が英語の理解度に直結すると思います(他にもいろいろ要素はあるだろうけど)
「文脈で理解する」とか「前後の背景から推測する」とは良く言うけど知っているに越したことはない
今回の留学(3週間)で意味の分からない単語をノートに書き記しただけでおよそ280個ありました
それだけ自分が持っている英語の知識と実際に使われている英語に差があるということだと思います
 
これから自分が意識したいなと思うのは単語を「聞き取る」→「意味がわかる」→「使える」ことです
「聞き取る」とは相手の喋った英語を聞き取ること
相手がどんな単語を並べたのか分からなければその意味を自分の記憶から引っ張ってくることすら出来ません
そのためにはやっぱり正しい発音を聞いて正しい発音を自分で声に出してみることって大事だと思います
そのための単語帳などの付録のCDだと思う
活用しない手はないと思います
 
「意味がわかる」とは読んで字のごとく単語の意味が理解できているかです
受験の時に使った単語帳では英単語→日本語の対応でひたすら暗記していったと思うけど
上級者になると英語を英語の意味のまま(日本語に対応させないで)理解する必要があるみたいな話を聞いたことあるけどややこしくなるので説明は割愛…
相手が言ったことが「聞き取る」ことができて「意味を知っている」ならば
たとえその単語を自分の文章の中で使えなくても相手の発言に応答することはいくらでもできる
 
「使える」とはその単語を使って会話ができること
ある単語を「聞き取る」&「意味を知っている」けれどそれを自分の発言に組み入れることはもっと難しいと思う
このレベルにまで来たら「この単語は使いこなせるな」というように感じるし
そういう単語が増えるほど表現の幅が広がっていくのだろうなと思う
 
 
「中学生レベルの文法で喋る」
「中学生レベルの文法」というのがどこからどこまでを指すのか中学教師じゃないので分からないが
基本的な「主語+動詞のある文章」、そしてその疑問形、否定形を正しく使えること
今回の留学先の授業でもしきりに注意されたのが「単語ではなく文章で喋ること」
相手の質問に対してどうしても安易な単語ひと言で答えてしまいがちだけど
文章で返すトレーニングをすることで基本的な文法を用いて喋ることが身につくのでは?と思った
緊張していたり自分の伝えたい事が定まっていないと単語をむやみやたらに並べるだけの英語になってしまいがちだけど
意味の伝わる平易な文章で伝えることを心がけていきたい
 
 
気づいたこと⑦「チャレンジしよう!」
②(「他の人の発音聞き取りにくい!」)でも書いたけど今回の留学で衝撃だったのは他の生徒のイントネーションが結構独特だったこと
それでもそんなことは気にせずみんな堂々と喋る
多少発音に自信がなかったり文法にミスがあっても「とりあえず思ったことを大きな声で喋ってみる」ていう姿勢が一番大事かなと思った
 
留学をしてみるっていうのも大きなチャレンジだと思うし、他の勉強法で頑張ってみるっていうのも立派なチャレンジだと思う
もし漠然とした留学の夢を持っているなら、いきなり留学でも、それに繋がる勉強でも、資格試験でもいいからチャレンジしてみよう!
将来英語が必要かどうかは関係なく、時間のある学生のうちに悩んでるくらいならやってみるべきだと思う!
ていうのが最後のメッセージです